女性にとって身近な病気

一般的なイメージとして、ガンは高齢になってから増えるものというイメージがあります。しかし、乳癌は女性にとって、若いうちから決して他人事ではありません。20代のうちに罹患することも少なくないのです。

若年性乳癌と呼ばれるものの場合には、重い病気にかかる心配などしていない世代の問題のため、しこりなどの症状があっても、本人が気にせずに、知らず知らずに悪化させてしまうことも少なくありません。

その一方で、乳癌は生存率が比較的高く、症状もゆっくりしている傾向にあります。そのため、早期発見ができれば、すぐに人生が終わってしまうわけではなく、長期的に生存できたり、完治することもあります。

その意味では、乳癌になったから終わりということではなく、適切な治療によって克服できる余地があるのです。ただし、これは発見の時期が大きく関わってくるため、早期に見つけられた場合と、症状が末期に近い状態とでは、当然ながら話が変わってきます。

末期症状に近づくにつれ、がん細胞が様々な場所に飛び火する転移と呼ばれる現象が見られるようになります。こうなってくると、乳癌は全身病の様相を呈するようになります。

治療によるダメージも

乳癌が発見されれば、完治を目指して、あるいは治らなくても長生きできるように治療を行うのが通常の流れです。その反面、これらによって、患者さんが肉体的・精神的にダメージを受けてしまうのも事実です。

たとえば、化学療法(抗がん剤による治療)やホルモン療法の副作用によって、体がだるくなったり、吐き気をもよおしたり、髪の毛が抜けたりといったことに苦しむことがあります。

体が辛くて日常生活を送るのも苦しかったり、仕事に支障をきたすため、治療を中断する患者さんもいます。それだけ、乳癌との闘病は、時として苦痛を伴うことを理解しておく必要があります。

手術を行う場合であれば、切除によって外観が変わってしまうため、精神的に参ってしまう女性もいます。再建術等の技術も発達しているものの、やはり気持ちの面でのケアは重要な意味を持ちます。

乳癌は手術によって克服できたものの、温泉旅行に行くことができなくなったり、自信を持てなくなってしまうという副産物が付いてきてしまうリスクがあることも、乳癌のリスクとして考慮しておかなくてはなりません。

病院・医師任せでは限界も

医療のスペシャリストである医師を頼るのは当然としても、医師に丸投げしたところで、乳癌が治るとは限りません。また、上記のような副作用の苦しみもあります。

病院によっては、メンタルケアにも力を入れているものの、そうした取り組みがすべての医療機関で一般的になっているわけではありません。そのため、まだまだ患者さんの精神面への配慮が足りない病院もあれば、中には暴言と取られるような発言をする医師が存在するのも事実です。

こうしたメンタル面だけではなく、生活面についても、病院や医師の指導は必ずしも徹底していません。運動の可否などは聞くことができても、たとえば食事の内容についてまで、詳細な説明をしてくれる医師はまれでしょう。

むしろ、こうした食事の工夫等は、患者さん自身で調査し、実行しなければならないのが日本の医療の現状です。乳癌になってからは、食事が健康に影響を及ぼさないというのは、常識的に考えてもありえないでしょう。そう考えると、やはり食生活を見直すのは、とても重要な意味を持つことです。

具体的に、乳癌になったときの食事の方法としては、こちらの食事法を見るといいでしょう。自己流で試行錯誤したり、病気にならないための一般的な健康食で立ち向かえる状況でない以上、現状としてベストな方法を選択することをおすすめします。